保育園(幼稚園)に通い始めると待っているのが「保育園の洗礼」。初めは風邪をひきやすいと言われており、不安に思う方やしんどい思いをする方も多いと思います。まれに「保育園の洗礼がなかった」という方もいらっしゃいますが、ほとんどの子どもが通る道と言われております。
また、保育園の洗礼は親にうつるので家族皆で注意したいですね。
こちらの記事では
- 保育園の洗礼とは?
- どれくらいの頻度で風邪を引くの?
- 登園の目安
- 予防接種との兼ね合い
- 親にうつるのはどんなときか?
など、体験談を併せてご紹介いたします。
※もちろん幼稚園も同じく洗礼に罹りやすいので気を付けましょう。
保育園の洗礼とは?
保育園の洗礼とは保育園へ通い出して次々と病気や風邪にかかってしまうことをいいます。
家族以外との接触が少なく、健康に過ごせていた子どもは保育園での集団生活が始まるとウイルスに晒され、鼻水・咳・熱などの風邪症状が頻繁に現れます。
子どもが熱を出すと心配だし、仕事は休まなきゃいけないし、きついことだらけ…
子どもが熱を出すと、看病も大変ですし、仕事も休まなければいけなくなり、ワーママとしては悲鳴をあげたくなります。
ただ、この風邪は悪いことばかりではありません。色々なウイルスは風邪にかかることによって免疫がついて体が強くなります。
初めは風邪をひきやすいですが、少しずつ免疫がつき、体が強くなっていきます。それに伴い、お休みすることも減っていきます。
我が家の娘も今では熱を出すことは少なくなりました!
保育園の洗礼とは実際どれくらいの頻度で風邪を引くの?
風邪に罹りやすいと聞くけど、実際どれくらいなのか気になりますよね。
子どもによって異なるかと思いますが、我が家の体験談をお話しします。
娘の保育園入園児の状況
- 1歳で入園
- 予防接種以外での副反応や風邪症状の経験なし
- 予防接種は1歳までのものはすべて接種済み
- 保育園へ通いだす前までは週2~3日で支援センターへ
- 慣らし保育は2週間
1年目-4月 | 保育園5日目に鼻水が始まり、微熱を出す |
1年目-5月 | GWは初日に予防接種を打ち、 翌日から5日間高熱が続く(突発性発疹疑惑) |
1年目-6月 | 前半、後半に1回ずつ熱を出し、 解熱後さらに中耳炎になる |
1年目-7月 | 前半にRSウイルスになり、さらに中耳炎になる (その後咳が2週間ほど続く) 月末に再度熱を出す |
1年目-8月 | はじめて熱出さずに皆勤賞!(おやすみなし) |
1年目-9月 | 鼻水は咳はあるものの、熱は出さず 保育園がコロナウイルスで3日間休園 |
1年目-10月 | 前半は鼻水は出てるものの熱は出さず 月末から手足口病にかかる |
1年目-11月 | 熱は出なかったが、鼻水と咳はずっと続く(おやすみなし) |
1年目-12月 | 鼻水と咳が続き、後半は胃腸炎で下痢が続く |
1年目-1月 | 高熱を出したがすぐに熱は下がり、咳が続く(お休みなし) |
1年目-2月 | 保育園がコロナウイルスで3日間休園 |
1年目-3月 | 咳が出るものの熱は出さず(お休みなし) |
初めてのお休みせずに通えた皆勤賞の月は8月でした。娘がお休みする時には、同じクラスの子達も同じように風邪を引いていました。
入園から半年経ってからは熱は出にくくなりました。ですが、常に鼻水と咳は出ている感じです。(今も鼻水&咳出ています)
入園から何か月間かは、2週間に1度は熱を出し、高熱で苦しんでいましたが、今はほぼ熱は出さずに頑張っています。
保育園へ行きだして1年でかかった病気は?
- 突発性発疹
高熱が5日続き、とても心配でした。発疹が薄かったため、疑惑で終わっています。
- RSウイルス
夏の前に世間で大流行し、保育園でも大流行。深い咳が続いてとても苦しそうでした。
- 手足口病
保育園では流行っておらず、娘だけかかりました。口の中が痛いようで何も食べてくれなくなり、とても心配でした。
- 胃腸炎
保育園で大流行し、娘はかからず頑張っていましたが最後にかかってしまいました。幸い、嘔吐はなく、下痢のみでした。
- 中耳炎
風邪を引いて鼻水が続き、中耳炎で再び熱を出してしまうことが多かったです。対策はしっかりと鼻水を吸ってあげることです。一度中耳炎になると癖になってしまうようなので注意してくださいね。
メルシーポットは必須アイテムなので用意しましょう!
我が家は夏まで知母時だったんだけど、あまりとれなくて中耳炎に。メルシーポットを買ってからは中耳炎になってません!
保育園の洗礼対策で気を付けていたこと
保育園の洗礼は、誰もが通る道なので仕方がないことです。
とはいえ、大切な子どもが苦しむ姿はできれば見たくないですよね…
1年間の保育園生活を通して、心がけていることをご紹介します。
手洗い・足洗い・うがいの徹底
保育園から帰ってきたらすぐに洗面台へ。手洗いはもちろんですが、足の裏も保育園の菌がたくさん着いています。
足の裏まで洗うことで、保育園内の菌が家の床に着くことを防ぐことができます。
できれば、即お風呂!が一番ですが、我が家では夕食が先なので、手洗いと足洗いをしっかりしております。
咳や鼻水が出たら早めに病院へ
咳、鼻水程度の場合、少し様子を見たくなりますが、早めに病院へ行くことをおすすめします。
長く続くことが多いので、毎週のように小児科へ通っていた時期もあります。
咳や鼻水だけといっても、なかなかしんどいものです。早く対処してあげるのが一番ですね。
鼻水は電動鼻水吸引機で吸う!
保育園へ通いだして数か月は、電動の鼻水吸引機は持っていませんでした。
知母時を使っていたのですが、なかなか上手く取れず電動鼻水吸引機の購入を迷っていたのですが、風邪の度に中耳炎にかかってしまい…
電動の鼻水吸引器を購入してからは一度も中耳炎になっていません。
おすすめは「ボンジュール」です。メルシーポットの吸引部分の先につけるのですが、つけるとつけないとでは鼻水の取れる量が違います!
単品でも購入できるので現在使用していない方は、ぜひ使ってみてくださいね。
知母時も人気のようですが、我が家はあまり合わず、お蔵入りしています。
かかりつけの病院以外にも病院をリストアップしておく
かかりつけの病院が休診の日に受診できる病院をリストアップしておくと、いざという時に役に立ちます。
また、土曜日は混雑していて前日や当日に予約が取れない!なんて病院もあるので、いくつか受診しておいて選択できるようにしておくと安心です。
- メインで通いたい小児科(予防接種も揃えましょう!)
- 予約が取れなかったときに行く小児科
- 休診日に開いている小児科
- 日祝夜間に受診してくれる医療機関
電話帳に登録しておく
いざというときのために電話帳に電話番号と登録しておくと楽です!
さらに「●●小児科 12345」のように子どもの診察券番号を一緒に登録するととても便利です!
これはとっても便利!わざわざ診察券を確認しなくても大丈夫!
風邪気味のときには予防接種を受けない
かかりつけの病院で、鼻水だけなら大丈夫でしょう。と言われ、予防接種を打った翌日から1週間ほど高熱が続きました。
とてもつらそうで、毎晩うなされており、親の私たちも心配で眠れず家族全員でぐったりしておりました。
お医者さんから大丈夫と言われると安心できますが、万が一のためにそれ以降は風邪気味のときには予防接種は避けております。
栄養素を意識した食事にする
鉄分・カルシウムは不足しやすく、体を丈夫にするためにも必要な栄養素なので、意識して補給できるようにしています。
- カルシウム入りのチーズを毎日食べさせる
- Gerberのオートミールシリアル入りの蒸しパンで鉄分補給
【Gerberライスシリアル・オートミールシリアル】鉄不足が心配なママさん必見!簡単レンジ蒸しパン
【Gerberライスシリアル・オートミールシリアル】1日に必要な鉄が取れる!きなこ蒸しパン
- 鉄玉子を使う
お湯がまろやかになる感じがします。お味噌汁やスープを作るときにはこちらの鉄玉子を使用したお湯で作っています。
保育園の洗礼は親にもうつるので注意!
保育園の洗礼は子どもだけでなく、親にも風邪が移ります。子どもの風邪が親に移ると悪化するケースも多いようです。
私も夫も何度かうつり、子どもより長引いたりと大変だった…
気を付けてても何度かうつってしまいました。それでも、気を付けていることをあげますね。
子どもの残したものを食べない
子どもが残した食事に唾液がついていた場合、食べてしまった親は当然ウイルスを口にすることになります。
妊娠中の方は、特に注意してくださいね。
こまめに手を洗う
子どもの鼻水を拭いたり、おむつ替え(特に便)の後はすぐに手を洗うように気を付けています。
子どもの鼻水は、ティッシュを使うので、自分の手についていないと思いがちですが、ティッシュを通して手についてしまうこともあります。
お世話に忙しいですが、自分も体調を崩すよりは良いかなと思いながら頑張っています。
家の中でもマスクをする
保育園の洗礼にかかった子どもの世話をしていると、目の前で咳やくしゃみをされて思いっきり飛沫をくらいます。
一緒に体調を崩してしまうと看病も辛いですし、親は無理して看病するので親の方が長引くなんてこともよく聞きます。
できるときだけでもマスクをつけて、感染を予防しましょう。
ちょっとした風邪でも親にうつると熱で寝込む、副鼻腔炎になってずっと治らないなんてこともあるので注意しようね。
保育園の洗礼中の必須アイテム
メルシーポットは先程紹介しましたが、ほかにもたくさんあるので紹介しますね!
「非接触体温計」でない、体温計
非接触体温計は手軽に使えてとても便利ですが、正式な体温でないため、風邪を引いているときには脇で測るタイプの体温計がおすすめです。
非接触型と接触型では最大1℃くらい違うときもありました。
脇の下を冷やすアイスパット
保育園に通いだし、高熱が出たときに小児科の先生より「脇の下と、股関節のリンパ節付近を冷やしてあげるといいですよ」と教えていただきました。
それから子ども用の熱さまシートを使用していました。
熱の度に買いに行っていたのですが、繰り返し使える便利グッズを発見!
自宅にあるという安心感もあり、とてもおすすめです。
やさいジュレ
熱を出すと食欲が失せてしまうようで全く食べなくなり、すごく心配でしたが「やさいジュレ」に助けられました。
これなら喜んで食べてくれて、さらに水分も取れるのでとても重宝していました。
我が家ではケース買いが必須でした!!!!
ベビーそうめん
同じく、食欲がないときでも食べられるそうめん!
そうめんであれば食べてくれることも多々あり、野菜スープに入れたりしてあげていました。
電子レンジで簡単に調理できるので、風邪気味でママから離れたくない~!となかなかキッチンにたてないママさんでも簡単に用意できます。
おわりに
保育園1年目は、子どもを苦しめてしまうことや、仕事を休んで迷惑をかけることに負い目を感じ、「ここまでして働く必要はあるのか」とすごく悩みました。
ですが、半年ほど経てばだいぶ落ち着きます!保育園のほかのお友達も同じように半年ほどでお休みするペースが減っていた気がします。
また、保育園で学ぶこともたくさんありますし、自宅保育では経験できないようなことも保育園ではたくさん経験できます。今では楽しそうに過ごしているようなので、保育園へ通わせて良かったと思っています。
無理は禁物ですが、保育園はじめの1年、頑張っていきましょう!